にんにくの試験栽培
皆さま、こんにちは!
「本多荘輔の情熱にんにく畑※」隊長の宇都です。
※宮崎県の自社有機農場
やわらかな春の日差しが心地よい今日この頃
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
自社畑のある宮崎県小林市では、まだまだ寒い日もありますが
「にんにく」はすくすくと日増しに成長していますよ!
今年の冬は、数年に一度訪れる大寒波の影響で
ここ南国の地でも積雪が確認され、にんにく達も雪に埋もれていました。
厳しい寒さに負けてしまわないか心配していましたが…
雪に埋もれながらも、ピンっと凛々しく立っているにんにくの姿を見て
生命力の強さを感じました。
収穫まで残すところわずか。
寒さを乗り越え、立派なにんにくが獲れることを今からとても楽しみにしています!
さて、今回は自社畑の取り組みの一つである
【にんにくの試験栽培】についてお話しします!
私たちは、高品質なにんにくを栽培するため
毎年、一部の畑で試験栽培を行っています。
肥料の種類や量を変えてみたり
種子を植え付ける深さを1cm・5cm・10cmと変えてみたり
その他にもさまざまな品種のにんにくを植えてみたりと…
毎年条件を変えて、効果的な栽培方法について検証しています!
今年の試験では、にんにくの種子を逆さまにして植えてみたのですが
通常の向きで植えたものよりも、1週間ほど遅く発芽しました。
逆さまに植えると時間はかかりますが、しっかりと発芽することが分かりました。
ちなみに、逆さまに植えたものを試しに抜いてみたところ…
このように茎がぐっと曲がった状態になっていました。
茎が曲がっていると、どのようなにんにくが育つのか
収穫後、しっかりと見ていきます!
また、今年はにんにくの畝に『もみ殻』を散布する試験を行っています。
稲を収穫し、脱穀した後に大量にできる『もみ殻』は
土に混ぜることで、優秀な土壌改良材になることで知られています。
このように手作業で『もみ殻』をにんにくの畝に散布しました!
にんにくは、球が肥大しすぎると球割れしてしまうのですが
『もみ殻』を散布することで、にんにくが球割れしにくいという話を聞いたので
試験的に散布してみました。
5月の収穫でどのような結果が出るのか楽しみです!
毎年試験栽培をしていく中で、新たな発見や面白い発見がたくさんあるので
にんにくづくりは本当に奥が深いと感じています。
より高品質なにんにくを皆さまへお届けできるよう
今後も様々な試験を行って、栽培のノウハウを蓄積していきます!