2017年12月27日アーカイブ
にんにくは女系!?
こんにちは!にんにく道部員の田中麻希です。
いちごのおいしい季節がやってきましたね♪
スーパーへ買い物に出かけると
いちごに目を奪われる今日この頃です。
そんな私は先日、一足早くいちご狩りへ行ってきました!
ビニールハウスの中には、赤々と輝くいちご。
「どれもこれもおいしそう~♪」と見ていると
蜂が目の前を横切りました!(゜-゜)!
びっくりする私に見向きもせず
ミツバチはいちごの花へ飛んでいきました。
なんでも、いちごは花が咲いたら、受粉作業を行う必要があるのだとか。
基本的に植物たちは、虫や風に花粉を運んでもらい
自然に受粉を行っていますが
一方、ハウスで育ついちごにとっては、自然に受粉交配をするのはほぼ不可能。
そのため、一花ごとに筆を使って受粉作業を行う農家さんや
花の蜜を求めて飛ぶミツバチにより、受粉作業を行っている農家さんもあるとのこと。
多くの植物が交配を行い、花を咲かせ実を結び
その実を植えることで子孫を増やしていく…
それは、植物にとってお父さんとお母さんがいるのと一緒です。
しかし、「にんにく」栽培においては受粉作業が不要!
では、どうやって子孫を残していくの???
という疑問に突き当たります。
それは…。
「にんにく」そのもののDNAを分身させていくのです!
なんてすごい生命力なんでしょうか!
にんにくは、にんにくの1片=「母球」を植えてつくります。
この母球が成長の過程で消え、いくつもの粒が集まった「にんにく球」になるんです。
つまり、「母球=お母さん」が分裂して「にんにく球=娘たち」になるわけです。
なぜ娘かというと、この一つひとつがまたお母さんになるから。
だからにんにくは「女系」っていう言い方が当てはまるのかもしれません(笑)。
この繁殖方法のおかげで、古代エジプトから現在まで
世界中のにんにくの遺伝子はほとんど変わっていないそうです。
(もちろん、産地によって栄養価などの違いはありますが)
スタミナ食材と言われるにんにく!
ピラミッド建立に役立てられたパワーが今のにんにくにも宿っているんですね。
最後になりましたが
今年も残すところ、あとわずかです!
うがい・手洗い・にんにくパワーで
皆さまも風邪しらずの年末年始をお過ごしくださいね♪
どうぞ2018年も健康家族を、そしてにんにく道をよろしくお願いいたします!