「セヒセッケイ」
みなさま、こんにちは。
にんにく道部員 農場スタッフの泉です。
農場では、長かった梅雨が明け
「待っていました!」と言わんばかりに、緑肥が急激に成長し始めました!
(※緑肥とは、栽培している植物を収穫せずに土を一緒に耕して
あとから栽培する作物の肥料にすることです。)
現在、150cmほどでしたので、もう少し伸びるまで待ちたいと思います。
これまで、この時期(7月~9月)に行っていることとして
「有機JAS認定の更新」や「土壌分析」、「土づくり」について紹介してきました。
(気になる方は過去のブログをチェックしてください!(笑))
しかし!
実はまだお伝えしていない、重要な仕事があるのです。
それが「セヒセッケイ」です。
漢字で書くと…「施肥設計」。
つまり、どの時期に、どういった肥料を、どれくらい撒くのか計画を立てることです。
もちろん、有機栽培ですので、化学肥料は一切使用しません。
すべて天然由来のものだけを使用します。
しかし!天然由来のものは微生物や酸の働きによって
分解されて、ようやく効果を発揮するものなので
天候や畑の状態によって肥料の効きが変わってきます。。。
なので、とにかく計算が難しく、予測も困難(汗)
ここに有機ならではの難しさがあるのです。
また、にんにくの有機栽培自体がまだ一般的でないため
参考となる基準や正解がありません。
毎年の出来を見ながら、試行錯誤しています。
それだけに、自分たちで正解を見つけるというやりがいもあります!!!
「セヒセッケイ」をするために農場で汗水流して動き回る!
ではなく
ずーっと、パソコン画面とにらめっこしているのです!
見た目の派手さはありませんが
画面とのにらめっこがにんにくの出来に直結する重要な仕事です。
つまり、それを行っている私は、超重要人物ということに…(笑)
みなさまも、今回のブログを機に
「セヒセッケイ」(施肥設計)という言葉をぜひ覚えてくださいね。