2012年12月28日アーカイブ
『土作りの要、自家製完熟堆肥』
こんにちは。
にんにく道 部員の鈴木です!
冬も本格的になり毎日寒い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
宮崎県えびの高原にある自社農場にも、ついに「冬将軍」到来!!
この氷と霜をご覧ください!見ているだけで寒くなってきますね(>_<)
南国宮崎とはいえ、農場は山々に囲まれているため、
気温が氷点下まで下がることもしばしば…。
こんな環境の中でも、にんにく達は収穫の日を夢見て厳しい寒さにじっと耐えているのです!
さて今回は、有機栽培に欠かせないあるものをご紹介します☆
それは、「完熟堆肥」。
立派なにんにくを作るには、「完熟堆肥」なしでは語れません。
自社農場では、にんにく栽培を支える「完熟堆肥」も手間暇かけて手作りしています。
東京ドーム約11個分もある自社農場をまかなう量を作るのは、大変な苦労です。(涙)
堆肥は、畜糞に近隣で刈り取った「茅」と
その土地の土着菌や微生物を混ぜて一年以上かけ、じっくり熟成させます。
また、熟成を促すために何度も何度もかき混ぜ堆肥の中に空気を送り込みます。
すると堆肥からモクモクと湯気が・・・。
これは、堆肥中の菌や微生物が活発に働いている証なのです☆
この作業を来る日も来る日も繰り返し行い、栄養満点な「完熟堆肥」へと導きます。
そして、出来上がった「完熟堆肥」がこちら☆
「完熟堆肥」には、作物が必要とする栄養がたっぷり含まれており、土を柔らかくする働きがあります。
他にも、堆肥の中にはたくさんの微生物が存在しますので、病害虫からにんにくを守ってくれます。
この「完熟堆肥」をまんべんなく畑にすき込むことで通気性抜群のフカフカな土になり、
にんにくにとって快適な環境ができ、元気に育つわけです。
こうして自社農場では、にんにく栽培をする傍ら、
2013年の植え付け準備が休む間もなく着々と進められています。
ということで、今年最後の「にんにく道」いかがでしたでしょうか。
2013年もにんにくの魅力を存分にお伝えしますので、今後ともよろしくお願いします!!
皆さま、よい年をお迎えください\(^o^)/